ミーティング

今日は週に1回の学校ミーティングの日。

学校に関わっているすべての人が参加して行われる全員ミーティング。みんなで学校のことを考える時間。3~15歳の子どもたちとと大人たちが混ざって20人ずつのグループになり、それぞれの場所で行われる。幼稚園メンバーは森に出かけていっていることが多いので、時々の参加。話し合われることは、学校の施設のこと、イベントのこと、ルールのこと、困っていること、やってみたいこと等々さまざま。学校でのお泊まりパーティーの実現も、教室のリフォーム企画も、旅行の計画も。学校のルールを作ったり変えたりすることもある。地域の人たちも参加OKだ。

小グループでサークルになってスタート。チェックインをすませると、毎回ファシリテーター役の中学生チームが進行する。でてきた意見を丁寧に聴き、ホワイトボードに記録しながら進めていく様子は、小学生の子どもたちのあこがれのモデルだ。前回はある低学年のクラスから出てきた、「全校でクリスマスパーティーがしたい」だった。

今回のテーマは「入園式・入学式どうする?」がテーマ。教職員のしん先生から出されたテーマだ。来年4月に入ってくる人たちをどうやって迎えるか、みんなで意見を出していく。「学校の中をみんなで案内するのはどう?」「探究でやったこととかも紹介したいなあ。」「きっと、新しいところだから不安だと思うんだよね。一緒に遊んだり、絵本読んであげたりするのは?」「ぼくたちが授業するのもいいんじゃない?」「わたし手をつないであげる!」次々にアイデアが出てくる。「学校の中で、いちばんぴったりの場所でやりたいなあ。やっぱり森かな。」とカイ先生も子どもと一緒に考えている。

何も発言せずに少し輪から離れたところで黙々と紙に何かを描いているのは小5の祥子。「ようこそ、軽井沢風越学園へ!」とポスターのように文字をレタリングしている。それを覗き込んで小1の章一は「すげー。」と驚いている。「もう始めてくれてるんだ。祥子、サンキュー。」と中学生からも声がかかる。

近所に住んでいて毎日のようにお手伝いに来てくれる花江さんから、「この日は、うれしい日だから、家族の人もたくさん来ると思うのよ。」と意見。たしかにそうだ。

ファシリテーターから、「そのことで何か考えある?ちょっと近くの人と相談してみて。」年齢入り交じって近くの人とワイワイ話し始める。「じゃあ、もう一度全体で話そう。」 このグループから、とファシリテーターが指示しなくとも、準備ができたグループから自然に声があがる。「お家の人は学校の全体が知りたいだろうから、私たちが学校のことを説明する時間をとるといいと思う。」「安心してもらうために、なにかパンフレットみたいなのをつくろうよ。」「オレたちの親に来てもらって、不安とか質問とかに答えてもらうのもいいんじゃない?」「わたしは折り紙で折ったのをプレゼントしたい!」
「でもさ、何のために入学式やるのか目的みたいなものも整理した方がいいんじゃない?」

去年まで社会を教えていたみちくさ先生が「式典だから、しっとり厳かな雰囲気も好きなんだよなあ」とつぶやいている。「でもさ、やっぱり『楽しそう!』って思えるほうがいいよ、この学校との出会いの日だし。入園式とか入学式とかって名前、なんかもうちょっと楽しい言葉にしてみない?」と小6の真理子からの提案。 苦笑するみちくさ先生。

あっという間に時間はすぎていく。「そろそろ時間だから今日出たアイデアを整理して、他のグループのアイデアと合わせてみるね。続きはまた来週ミーティングでね。」

ある程度のことが決まったら、「自分がやってみたいこと」毎にチームがつくられ、その中で企画、運営が行われていく。

全部を最初に決めてしまわず、やりながら考える。やりながら修正していく。

こうやって一つ一つのことが、学校のみんなの手で創られていく。

 

(2017年7月15日版)


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