かぜのーと 第7号(2017年11月15日発行)

件名: 軽井沢風越学園設立準備財団「かぜのーと 第7号」(2017年11月15日発行)

こんにちは、軽井沢風越学園設立準備財団です。

先日実施したわたしたちワークショップ、いい時間でした。

もともと東京で開催しようと始まったこの企画でしたが、検討を重ねるうちに、やはりまずは近隣の人たちとの関係づくりからスタートしたいと思い直し、軽井沢での第1回を迎えました。
まずは出会えたな、という嬉しい手応えが残っています。

かぜのーと 第7号(2017年11月15日発行)
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【1】わたしたちワークショップを実施しました
【2】情景「受験間近の中学3年生」
【3】スタッフインタビュー 寺中祥吾
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【1】わたしたちワークショップを実施しました
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台風が迫る10/22(日)、軽井沢の発地市庭にて、軽井沢町・御代田町・佐久市・小諸市在住の方たちを対象に、第1回わたしたちワークショップをおこないました。中学生、軽井沢で陶芸教室を開いている方や、幼稚園の子どもを持つ保護者など、多様な参加者10名と関係スタッフ4名、ファシリテーターに古瀬ワークショップデザイン事務所の古瀬正也さんを迎えて、一日を過ごしました。

まずは、お互いにゆっくりと出会っていくところからスタート。一人ずつの簡単な自己紹介のあとに、本城からなぜ学校をつくろうと思ったのか、今どんな学校をつくろうとしているのかについて、お話しました。

“ 僕らが学校づくりで一番大事にしているのは、理念とか何かの教育方法に陥りすぎないということです。わかりやすい事例のもとに学校をつくったり、効果のありそうな方法論に飛びつかず、もう少ししっかりと丁寧に、どんな学校なのかを描いていく。それが、情景です。岩瀬や他のスタッフたちと、学校の中でどんな物語が流れているかの情景を持ち寄って、お互いに手を入れて、それぞれの情景がなんとなく重なりあっていく、ということを繰り返しています。情景のベースとなっていることは、実は自己主導や協同や探究の学びということではないんです。むしろ大事なのは、そのベースとなっている「<同じ>から<違う>へ」と、「<分ける>から<混ぜる>へ」ということ。一人ひとりが違うということを尊重し合うこと、そのうえで混ぜていく、違いが混ざり合っていくことが、一番大事なことだなと思っています。”

続きはこちらから >>http://kazakoshi.jp/20171022ws/

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【2】情景「受験間近の中学3年生」
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颯斗は中学3年生、高校受験を控えている。風越で過ごした3年間で学んだことを思い返してみることが多くなった。それは、これからどうするかということと繋がっている。

颯斗は、中学校進学を機に、軽井沢風越学園に入学してきた。地元の公立の中学校に行かず、この学園に入学を希望した。その時は、「受験勉強」というものも必要なかったし、サマースクールを体験していたので、なんとなくおもしろそうな学校だなぁという気持ちでこの学校を選んだのだ。入学してすぐ、その「なんとなく」といういい加減な気持ちで入学したことを、いい意味で後悔することになる。

「なんで勉強するの?」

入学して一週間くらい経った幼児から中3までで構成される縦割りのホームグループのミーティングで、小学1年生の女の子に質問された言葉だ。颯斗はこの質問に答えることができなかった。「当たり前」だと思っていた、そう答えようとして、その女の子の目を見ると、その言葉は喉の奥にへばりついて出てこなかった。

「当たり前ってなんだ?」

軽井沢風越学園での学びは、颯斗がそれまでの小学校で体験した学びとは大きく違ったものだった。それまでは、何を学ぶかは全部先生が決めていた。でも、ここではそれは自分で決めなければいけないことだった。最初はとてもしんどかった。クラスメイトの多くは、「楽しい!」「自分のやりたいことができる!!」と、とても嬉しそうに学び浸っていた。でも、颯斗には苦痛でしかなかった。今までは、「当たり前」のようにそれが目の前に差し出され、ちゃちゃっとこなし、残った時間をぼーっとしたり、友だちとおしゃべりしたりして楽しんでいたからだ。入学前に施設見学に訪れたとき、軽井沢風越学園ではその時間がもっと楽しくなると密かに思っていた。いや、与えられたものもあった。颯斗に与えられたのは、「波」である。これを探究せよ、ということらしかった。

「何をどうやればいいんだ?」

続きはこちらから >>http://kazakoshi.jp/scene/scene09/

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【3】スタッフインタビュー 寺中祥吾
「関わりを促進する触媒のような存在へ」
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寺中祥吾、通称 アンディ。流通経済大学スポーツ健康科学部スポーツコミュニケーション学科 准教授。前職の株式会社プロジェクトアドベンチャージャパン在職中に、岩瀬や甲斐崎らの著作「プロジェクトアドベンチャーでつくるとっても楽しいクラス(2013年 学事出版)」に参画、岩瀬と「せんせいのつくり方 “これでいいのかな”と考えはじめた“わたし”へ(2014年 旬報社)」を共著。軽井沢風越学園の設立準備に関わっている。

ーこれまでと今の仕事について、教えてください。

高校の時に先生になりたくて教育学部に進学しましたが、大学外でおもしろい人たちにたくさん出会い、先生以外の選択肢を考え始めました。その後、大学院で野外教育を学ぶ中、近くにあった自然体験施設で、プロジェクトアドベンチャージャパン(以下、PAJ)のスタッフと縁があり、PAJの研修に参加し、非常勤で仕事をするうちに、PAJに就職することになりました。今年の2017年4月からは、流通経済大学に新しくできた学科で学生たちと過ごしています。PAJで7年やってきて、”プロジェクトアドベンチャー”という道具を手放して、もう一度自分をつくりなおそうと考えていたタイミングと、大学から声をかけてもらった機会が重なって、思い切って転職しました。

続きはこちらから >>http://kazakoshi.jp/essay/20171115essay/

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(あとがき)

わたしたちワークショップでは、オープン・スペース・テクノロジー(OST)という手法で、その場で参加者が出したテーマについてグループに分かれ、自由に話し合いの時間を持ちました。その際の移動のルールが、こちらです。”「自分がその場で活きていない、活かされていないな」と感じたら、自分がより活きる、活かされそうな場所に移りましょう”

ファシリテーターの古瀬さんが、もともとの翻訳文から今回用にアレンジを加えてくださいました。他の色んな場面にも通ずる言葉だなと思っています。

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発行元 一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団
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